解剖学一般的な治療・原因・症状などを解説

後頭神経痛とは、後頭部や耳の後ろに刺すような、疼くような痛みが発作的に出現する、

筋緊張性頭痛とは区別され、大後頭神経痛あるいは 小後頭神経痛と呼ばれる頭痛で、「国際頭痛分類」では神経痛のグループに属します。

下記の解剖学・治療法・原因・症状を図解で調べ治す事にしよう!

解剖学について

後頭神経

後頭部

頭頚部の皮膚は、三叉神経・頸神経叢(C1~C4前枝)・(C2・C3後枝)によって支配されています。

胸鎖乳突筋後縁から表面に出る頸神経叢の皮枝は4種類あります(上図左参照)

  • 1.小後頭神経
  • 2.大耳介神経
  • 3.頸横神経
  • 4.鎖骨上神経

後頭部には大後頭神経が、首の後面には第三後頭神経が分布しています。

頸神経は脊髄から出たあと頚椎の外側で身体の前方に向う前枝と後 方に向う後枝に分かれます。

大に頸神経(C2)の後枝は大後頭神経となり、首筋を広く覆う僧帽筋の付着する後頭骨を貫いて後頭部に分布 しています。

第二(C2)と第三(C3)頸神経の前枝は合流して小後頭神経を形成して僧帽筋より前方にある胸鎖乳突筋の後縁を回り耳の後ろに分布しています。

主な原因を調べる

後頭部にある筋の過緊張が原因と言うはれていますが、頭痛には諸説存在し頚部から後頭部にかけての脊椎の関係や、肩こりや、外傷、ストレス、風邪引きなども原因があるのではと言うはれております、
また、糖尿病など神経への栄養血管が障害された場合でもありえます。

近年ではウイルス感染説が徐々に浸透してきて、これは後頭神経節に潜伏していたヘルペスウイルスが体力や免疫力の低下した状態で活性化し、頭痛を引き起こすからと考えられています。

実際、抗菌薬などを処方された数日後に頭痛が発症する場合も少なからずあるようで、生命に危険があるような頭部の疾患が除外されたなら一般的には消炎鎮痛剤・抗禁薬・安定剤やブロック注射など、一部には上述のように抗ウイルス薬を処方される先生も存在します。

症状を調べる

大後頭神経や小後頭神経の分布に一致して痛むのが、特徴であり、腱膜を貫いて頭皮下に出る部分(上記図参照)を押さえると 頭痛は増強します。

他にも頭頂部付近や耳の後ろなどもピリピリ感やズキズキ感などもおこり得ます、

このズキズキ感は数分おきに突発的に発症し続ける場合もあります、

痛みも髪の毛を少し触れただけでも痛を感じる場合もあります。

管理人の経験からではズキズキと痛み、酷い場合は、夜中も寝れない程の場合があります。この痛みは結構刺激があるので、一瞬顔をしかめたくなるような感じであります、
また、頭痛のする部位や頭痛の程度がが日によってや時間によって微妙に変化するのが厄介でもあります。

顔面神経麻痺・突発性難聴・ラムゼーハント症候群の前駆症状として現われることも珍しくありません。

代表的な治療方法について

一般的な治療法は、消炎鎮痛剤や安定剤など、効果が芳しくない場合には局所にブロック注射も行われています。

投薬・注射により一時的に痛みをなくし、自然治癒するのを待つわけなのですが、診断時に風邪や筋緊張性の頭痛と混同され、抗菌薬などを処方され、症状が悪化するときもありますので、この疾患をよく理解された医師に診てもらう事も重要であります。

近年ではヘルペス感染説が有力で、医師によっては、大半はこのヘルペスウイルスが原因ではないかと主張されております。

めまい・メニエル病なども、このヘルペスウイルスが発症に関与していると疑われ、また、ベル麻痺についても、単純ヘルペスの関与が濃厚であるとされいます。2009年6月日経メヂカル・日経ヘルスでも取り上げられてますが、米マサチューセッツ大教授のR.Gacek氏が、メニエル病患者の(解剖検査)で、側頭骨の病理組織像を観察し前庭神経節の細胞内にウイルスの外殻が見つかったと、、、これまではめまい・メニエル・顔面神経麻痺についてもウイルス感染説は否定的な医師も多数でしたが、やはりかなりのウエイトを占めているいるようであります。

現在では、保険適用でなく、認知された治療法ではありませんので、抗ウイルス薬を処方してもらうこと事態が困難であります。

まずは、このウイルスを活性化させないことが先決なのですが、続く

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